梅の里便り第10号 (2009.2.3) 節分を迎えたとはいえまだまだ朝晩は冷え込む日もありますが、ここ梅の里ではそんな冷気にも負けず 梅の花がほろこび始めました。
今年は暖冬のせいもあり、いつもの年よりも10日以上見ごろになるのが早いようです。うちの梅畑(左側)も里の畑の方は写真のように今ぐらいが一番綺麗かもしれません。 「花一輪 一輪ほどの あたたかさ」 これは松尾芭蕉の高弟で江戸時代前期の俳人 服部嵐雪の句だそうですが、今回は少しでもその風情を味わっていただけるといいなと、梅の枝を少しお入れしてみました。 ここ梅の里はこれから山一面がぼんやりと霞んだような淡いピンク交じりの白一色で染め上げられます。 もし、機会があれば、この季節にもぜひ一度梅の花見を兼ねて、「梅の里自然農園」にもお立ち寄り下さい。 心よりお待ちしています。 ところで、上の2枚の写真の「花の様子」に違いを感じられますか? 右側の写真の方が花が多い? そうですよね。右側は隣の畑の梅の木なのですが、こちらのほうがどちらかというと一般的な様子かもしれません。 左側の方のうちの畑の梅の木は2年前から無農薬栽培に切り替えたこともあり、普通よりかなり強い剪定をして枝を落としているんですね。そうした方が、風通しもよく、梅の木の全体の枝にお日様の光が当たり、無農薬栽培でも病気や虫が湧くのを防げて綺麗な梅の実が収穫できるだろうと考えているからです。 夏の間にしっかり伸びた枝を思い切りよく落としていくのはちょっとかわいそうな気もしますし、結果的に青梅の収穫量も半減してしまうのですが、その分 防除をしなくてもしっかりと逞しく育って 初夏には美しい実をならせてねとお願いしながら剪定をしました。 今年も、去年のようなほんのりと紅をさしたきれいな青梅をお届けできたらいいなと考えています。また、先立ってお知らせいたしますので、よろしければご要望いただけると嬉しいです♪ |
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