梅の里便り 第11号

  
 梅の里便り第
11号 2009.6.5

この度はうちの農園の青梅をご注文いただきありがとうございます。

青梅のお届けは今年で2年目を迎えました。

今年は去年以上に多くの皆様よりご注文をいただき嬉しい限りです。

ありがとうございます。

 

梅の里便り創刊号にもありますように、今年もアブラムシはしっかりと新芽に付きました。

しかも、4月以降の少雨の影響でその量も多く、2年目とはいえどもちょっと心配しました。

おまけに、5月に入ってからもここ梅の里みなべは極端に雨が少なく(気象庁発表によると西日本の太平洋側の降水量は1946年の統計開始以来最少の平年比41%だそうですが、なぜかわが町みなべ町は和歌山県の中でも特に雨が少ないのです)、さすがに5月下旬から周りの園地では機械やスプリンクラーを使っての潅水があちこちで見られています。

ところが、うちの園地ではそういった施設もないので、一般的には5月中旬ごろには草刈を行いネット敷きをすませているところを、うちは草刈を収穫間際まで延ばして、せめて少しでも畑が乾かないようにと気を配ってきました。

 

でも、さすがに草を生やしたままの収穫は出来ないので収穫2日前の昨日、ようやく草刈をしました。しかし、天気予報では、まだしばらくはまとまった雨が降らないかもしれないとのことだったので、いつもは田んぼの潅水に使っているエンジンポンプをはずして持って行き、当園始まって以来初めてとなる畝間潅水を行いました。(写真中)

          
そうしていると、不思議なことに今朝の天気予報では雨マークが一つも付いていなかったにもかかわらず、お昼過ぎからおやつにかけて少し雨が降ってくれました。

お天気の神様が応援してくれているんだなーと嬉しくなりました。

 

「自然農」の先輩がよく話してくれるように、ここ数年厳しいお天気が続くことがあるのは事実なのですが、最近は、そんな中でも何となくお天気の神様がいざというときには助けてくれることがあるように感じることも少なくなく、とても嬉しく思っています。

 

ところで、少雨の影響で生理落果も少なからず見られますし(写真右)、色も一部例年より南高独特の鮮やかさが抑えられている気もしますが、その分、少雨乾燥にも耐えて太った梅の実ですので、例年以上に強い命を宿していることと思っています。

 

そんな青梅で心を込めてお作りになられる梅干や梅酒や梅ジュースが皆様の健康維持の一助にでもなれば幸いです。







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