梅の里便り第14号 2009.9.1

ここにきて再び、お野菜たちの悲鳴が聞こえてくるようになってきました。

8月前半までのものとちがって、今度は渇きに対しての悲鳴です。

もちろん、前号でお知らせしたように、水をエンジンポンプで入れることができる田んぼの稲はすくすくと成長して、次々と穂を伸ばしては花を咲かせ、早稲のキヌヒカリとウルチの赤米はもう穂を垂れてきています。

 

ところが、(前々号でご紹介した77日の大雨も含めて6月下旬から8月上旬の梅雨明けまでは例年以上に雨の日が多く、梅雨明けしてからも時々雨が降っていたのですが)

お盆ごろから一転して晴天が続き始め、結局8月後半は例年のごとくに殆ど雨が降らない日が続いています。(去年も一昨年も一ヶ月以上雨が降らないカラカラの夏でした。)

そのため、梅雨時と一転して畑は今年もカラカラの状態になりつつあります。

 

これでは草生栽培の「自然農」とはいえ、お野菜たちにとっても厳しい状況なのですが、

園主の心配を知ってか知らずか、なんとか頑張ってくれています。ありがたいことです。

 

それでも、あまりにもカラカラの状態ではナスなども小さく硬くなってしまうので、1週間に1回の割合で用水の水をエンジンポンプで汲み上げて畝間に潅水してあげています。

それでも一時のようなみずみずしい大きなおナスは皆無なので、今回は小ぶりのものをオマケに入れさせてもらいました。

 

「秋茄子嫁に食わすな」と言われるごとく、秋ナスのとってもおいしいものも味わっていただきたいと思っているので、このところ潅水とともに一度切り込んで新芽を再び伸ばさせているところです。またもう少し季節が進んで雨も降り始め、柔らかくておいしい秋茄子をお届けできることを期待しています。皆様も遠くからおナスに励ましの念を送っていただければ幸いです(笑)。

 







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