梅の里便り第39号 (2011.11.1)
[10月28日の日記]
今日はアセンション(次元上昇)の日だったんだそうな
だからからかどうかはよく分からないが、今日は朝から気持ちよく過ごせた。
それは、朝一でお野菜のお客様とお話しできたからだ。
その熟年の奥様はお野菜をお届けすると、いつもといっていいほど、その時のお野菜の感想を聞かせてくださる。
そして時には、そのお野菜にお付けしたレシピや農園便りのことや、どんなふうに食べられたかということ、それから、うちのお野菜以外に利用されている食材のことなんかを聞かせてくださることもある。
でも、お話し具合から、お届けしているお野菜をとっても大切にお使いいただけ、喜んでもらっているのはひしひしと伝わってくるので、このごろは僕も電話を受けるのがとっても楽しみになっている。
今回も朝から、一昨日お送りした「自然農」のお米をさっそく炊いて食べたらおいしかったという感想を聞かせていただいたので、僕も嬉しくなって、
「今日も一日健やかにお過ごし下さい☆」
と電話を切ろうとしたら、
「今日は同窓会に出かけますのよ。大学時代の♪」
と電話の向こうで微笑まれたように感じた。
それで、僕もいっそう嬉しくなって家内にそのことを話し、いそいそと畑へ出かけたというわけである。
こんなことは、はたからみるとほんの些細なことに違いないのだろうが、僕のモチベーションアップにはこの上ない出来事で、そんなわけで今日一日僕も健やかに気持ちよく畑仕事が出来た。
そして、いつものようにお野菜の収穫発送をし、種まきをして、終日畑作業にいそしんだ。
だから、人々にとってはアセンションの日だったそうなのだが、僕にとっては今日がいつもと違う特別な一日だったわけではなかった。
それでも、なんとなく今日の日が意義深く思えるのは、自分が百姓であることが特別なことではなくて自然なことなんだと、しっくりくるようになってきたと感じられたからかもしれない。
そうそう、姉や姪にとっては今日はとびきり特別な1日だったに違いない。
なにしろ、朝早くに初孫(姪にとってはもちろん初めてのわが子)が誕生したのだから。
僕も夜に家内と娘を連れてその赤ちゃん(男の子)を見に行ってきた。記憶の中の我が子の誕生の時と比べると、随分としっかりとした顔つきをしているように思われた。『今の時代しっかりと目を見開いていかないと』、と誕生したばかりでも思っているのかな、などとふと感じるようなご時勢だからかもしれない。
この赤子のように今のこの時代に生まれてきた新しい命たちにとっても、これからの世界はもっともっと希望にあふれた世の中になっていって欲しいと願う。
今日のアセンションの日が今日だけに終わらず、これからも人々の意識がより高みに昇っていけるよう期待をしつつ、自らも今できることを精一杯続けていきたいと思っている。
真摯に誠実に。
(右)お手伝いに来てくれた友人にレンゲの種を蒔いてもらいました。
「梅の里自然農園」 勇惣 浩生 拝
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